Amazonは「あらゆる商品を扱うECサイト」をビジョンに掲げ、ファースト・ピンとして書籍を選んだ。書籍は仕入れコストが低く、通常の書店では扱えないロングテール商品で圧倒的なUXを実現し、顧客が集まる循環を作った。その後、マーケットプレイス・Primeサービス・AWSへと事業を拡大し、「すべての商品を扱うECプラットフォーム」というビジョンを実現している。
Appleはスティーブ・ジョブズがiMacからiPod・iTunes・iPhone・iPadへの道筋をあらかじめ描いていたとされる。日本のガラケーにヒントを得て「1年経っても古くならない携帯電話」を構想し、iTunes StoreとApp Storeによってサードパーティに機能開発を開放することで、ハードウェアメーカーからプラットフォーマーへの変革を成し遂げた。
LINEはWeChat(スーパーアプリ)を意識しながら、まず可愛いキャラクターのスタンプという圧倒的なUXでユーザーを熱狂させブランドを確立した。競合チャットアプリが「流行っているからチャットを作る」だけで終わったのに対し、LINEはその先のグランドデザインを描いていたからこそ、お財布・保険・株購入機能を追加したスーパーアプリ化を実現できた。
参考文献
- “Amazon Sales History”, edited by Kitarou GmbH. https://www.mein-pompan.com/entry/amazonhistory/
- “Apple’s Origins: An Oral History from Inside the Loop”, CNET. https://www.cnet.com/tech/tech-industry/apples-origins-an-oral-history-from-inside-the-loop/
- LINE Corporation, Press Release 2014. https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2014/766
- 「LINE、10億ダウンロードへの軌跡」Diamond Retail, 2020. https://diamond-rm.net/technology/100798/
- TOUCH TO GO, プレスリリース, 2020. https://ttg.co.jp/press-release/2020/11/1681/