STEP 3 INCUBATION 創業 第7章 ビジョン実現の成長戦略を描く

Amazon/Apple/LINE

Amazonは書籍ECというファースト・ピンから始まり、全商品EC・AWS・Primeへと拡大。Appleはスティーブ・ジョブズがiMac時代からiPod→iTunes→iPhoneへのグランドデザインを描き、ハードウェアからプラットフォーマーへ変革した。LINEはチャットのUXに徹底的にこだわり、スタンプでブランドを確立してからスーパーアプリ化を実現。いずれも最初からすべてが計画通りではなく、グランドデザインを描き続け議論し続けたことで最適な手段を選べた。

Amazonは「あらゆる商品を扱うECサイト」をビジョンに掲げ、ファースト・ピンとして書籍を選んだ。書籍は仕入れコストが低く、通常の書店では扱えないロングテール商品で圧倒的なUXを実現し、顧客が集まる循環を作った。その後、マーケットプレイス・Primeサービス・AWSへと事業を拡大し、「すべての商品を扱うECプラットフォーム」というビジョンを実現している。

Appleはスティーブ・ジョブズがiMacからiPod・iTunes・iPhone・iPadへの道筋をあらかじめ描いていたとされる。日本のガラケーにヒントを得て「1年経っても古くならない携帯電話」を構想し、iTunes StoreとApp Storeによってサードパーティに機能開発を開放することで、ハードウェアメーカーからプラットフォーマーへの変革を成し遂げた。

LINEはWeChat(スーパーアプリ)を意識しながら、まず可愛いキャラクターのスタンプという圧倒的なUXでユーザーを熱狂させブランドを確立した。競合チャットアプリが「流行っているからチャットを作る」だけで終わったのに対し、LINEはその先のグランドデザインを描いていたからこそ、お財布・保険・株購入機能を追加したスーパーアプリ化を実現できた。


参考文献

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