STEP 5 ACCELERATION 加速 第9章 反復してビジネスモデルを磨き続ける

検証結果から事業計画を策定し、撤退基準を設定する

仮説検証の結果としてLTV/CACの数値が明確になれば、事業を続けるべきか撤退すべきかを感覚ではなく根拠をもって判断できる。LTV/CACが1未満なら撤退、3以上なら事業化承認、1以上3未満なら具体的な改善施策を示して継続判断を仰ぐという明確なフレームワークを持つことが、上司や役員への説得力ある報告にもつながる。

仮説検証の結果からLTV/CACの数値が明確になると、事業の進退を数字に基づいて判断できるようになる。LTV/CACが1未満であれば採算が合わない状態であり、LTVを大幅に増やすかCACを劇的に削減するという対策は現実的に困難なため、撤退が合理的な選択肢となる。3以上であれば事業の健全性が証明され、成長性のシミュレーションと合わせて上司や役員への承認申請が可能な状態だ。

1以上3未満のグレーゾーンにプロットされた場合は、まだ改善の余地がある。例えばサイドメニューの追加でLTVを引き上げる可能性を示したり、過去の施策を振り返りCACを削減できる根拠を提示したりすることで、「さらに1年検証すればLTV/CACが3を超えて黒字化できる」という具体的な提案につなげられる。感覚や直感ではなく、明確な数字と改善シナリオが組織内での説得力を生む

こうして検証結果に基づく事業計画と撤退基準が揃うことで、晴れて「事業化」の承認を得られる状態になる。成長性の見込みが数字で示され、撤退ラインが明確であれば、リスクと期待値の両方が経営陣と共有でき、組織として新規事業に向き合う土台が整う

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