STEP 2 INSPIRATION 着想 第3章 気づきを得て妄想を広げる

顧客の感じている課題に触れる

顧客の課題は「ペインかゲインか」「顕在か潜在か」の2軸で4象限に整理できる。顕在的ペインはビジネス化しやすいがレッドオーシャンになりやすく、潜在的ペインはインサイトの宝庫だがマーケティングコストがかかる。自社のリスク許容度と強みを照らし合わせながら、どの象限で勝負するかを判断することが重要だ。

マクロなトレンドリサーチと並行して、顧客が実際に感じている課題に直接触れることが重要だ。顧客の課題は「ペイン(ないと困る痛み)」と「ゲイン(あったらうれしいメリット)」、さらに「顕在(現在すでに認識している)」と「潜在(まだ気づいていない)」の2軸で分類できる。この4象限を理解することで、自社が狙うべき市場の性質が明確になる。

顕在的ペイン」はビジネス化しやすいが、すでに多くの競合が参入しレッドオーシャンになりやすい。一方「潜在的ペイン」は、顧客自身がまだ気づいていないインサイトの領域であり、シリコンバレーでは「私だけが気づいた真実」と表現される。ここを正確に捉えられれば市場を独り占めできる可能性があるが、顕在化させるためのマーケティングコストが高くなる点も覚悟が必要だ。

顧客課題の理解が浅いまま商品を出せば、誰にも使われないリスクが高まる。現場に足を運んで生の声を聴き、顧客課題を「ペイン/ゲイン × 顕在/潜在」の4象限で整理した上で、自社がどの領域でどこまでのリスクを取れるかを判断しよう。

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