事業コンセプトの設計をさらに具体化するために、「MVPマップ」というフレームワークを活用する。MVPはMission(使命)・Value(価値)・Purpose(目的)の頭文字だ。これまで収集してきた情報をこの地図にプロットしながら議論を重ねることで、言語化が進んでいく。
ミッションでは「なぜ私たちがやるのか」という使命を明確にする。解決すべき社会課題の大きさ、それを取り巻く環境変化(PEST)、既存の取り組み事例との比較を通じて、社会課題における自社の使命を言語化する。バリューでは「強み」「らしさ」「独自性」を棚卸しする。形式知化されていない行動パターンや文化にこそ、差別化の源泉が隠れていることが多い。
パーパスでは「この事業がなぜ社会に存在すべきか」という存在理由を定義する。保有する技術やアセットといった具体的な強みより一段抽象化した「ソリューション」として言語化することを意識しよう。フレームワークを埋めたからといってすぐにバチっとハマる答えが出るわけではない。仮でもよいので思いついたものを言語化し、ディスカッションを積み重ねながらブラッシュアップしていく姿勢が大切だ。