STEP 2 INSPIRATION 着想 第4章 コンセプトを描き、アイデアを創出する

フラッシュアイデアを大量に出す

具体的なアイデア創出には「フラッシュアイデア」フレームを使う。「トレンド情報→気づき→予想される未来→未来で当たり前に使われるサービス→自社で取り組む理由」の流れで書き出すことで、ビジョン起点のアイデアを大量に生成できる。量が質に転化されるため、まず徹底的に脳に汗をかくことが重要で、そのあとのボーっとした状態での閃きこそが最高のアイデアを生む。

コンセプト・ビジョン・市場規模が整ったら、次は具体的なアイデアを大量に出す段階だ。ここで活用するのが**「フラッシュアイデア」というフレームだ。「世の中のトレンド情報→そこから得た気づき→どんな未来が予想されるか→その未来で当たり前に使われるサービスやプロダクトは何か→なぜ自社が取り組むのか」という5つの問い**に沿って書き出すことで、ビジョン起点の具体的なアイデアが生まれやすくなる。

旭化成の電子コンパスの例では、「携帯電話の普及と法整備」というトレンドから「歩行者ナビが始まる」という未来を予想し、「方位角センサが必要になる」というアイデアに至った。このようにフラッシュアイデアは、顕在課題への反応ではなく、未来の需要から逆算して生み出されるものだ。ノーベル賞受賞者のライナス・ポーリングが言うように、「良いアイデアを得る最良の方法はたくさんのアイデアを得ること」であり、量が質に転化される

脳科学的には、徹底的に考え抜いた後のボーっとした瞬間(散歩・入浴・就寝前)に最も閃きが生まれやすい。また、チームでのブレインストーミングよりも、個人でまずアイデアを出してからチームで集約する方が効率的だ。「ライトニング・トーク」のように週次で気づきをシェアする習慣が、大量のアイデア蓄積につながる。

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